合衆国海軍 重巡洋艦 ニューオリンズ
キット : ピットロード・トランペッター ニューオリンズ1942
ニューオリンズ級はポートランド級に続く重巡として7隻が建造され、ノーザンプトン級とともに太平洋戦争開戦時の主力重巡でした。
同級は7隻中3隻が第一次ソロモン海戦で戦没しており、日本海軍と激戦を繰り広げたクラスです。
ネームシップであるニューオリンズも珊瑚海、ミッドウェー、ソロモン、中部太平洋、フィリピン、沖縄と激戦の中転戦し、損傷を受けながらも戦い抜きました。
とくに、ルンガ沖夜戦においては日本海軍のガダルカナル島救援を目的とした第二水雷戦隊と交戦、駆逐艦高波を仕留めるものの、左舷前部に九三式魚雷を受けてしまいます。
被雷により第一砲塔弾薬庫が誘爆、沈没は免れましたが第二砲塔直前より前を切断する大損害を被りました。
損傷復旧後も太平洋で戦い、レイテ沖海戦ではデュボーズ隊の一隻として空母千代田、駆逐艦初月の撃沈に貢献しました。
戦後は、改装・使用されることなく1959年3月に除籍、売却されてしまいました。
ピット設計、トラペ生産、ピット販売のキットですが、これはピット販売版ではなく、たまたま入手できたトランペッター販売版です。
内容は変わらないと思います。気のせいかもしれませんがピットが販売しているものよりヌルっとしていましたのでパーツ状態で中性洗剤で洗ってから組み立てました。
水上機の架台をピット日本軍パーツセットより流用したほかは完全素組みです。
デッキブルーとシーブルーで塗り分けましたが写真だと完全に単色に見えますね。
もうちょっと色調に差をつけて調色すればよかったと反省。